カゴ 3戦目 なにっ!?シマアジだと?

仕事の合間に、釣り仲間のYさんがやってきた。
お父さんが釣具屋を営んでて、いつもHotな情報を提供してくれる。
「三崎でシマアジが上がりよるらしいけん、仕事昼までやし行こうや」
「いやいや、明日も仕事やし!
それに会社帰ってから行っても、夕まずめに間に合うん?」


そんなやりとりだけど、Yさんが車出してくれる言うし仕方なく、
そう。仕方なく行くことになった。


※妄想図




ダッシュで帰宅して道具を準備。
すぐにYさんがやってきた。
忘れ物が無いよう道具を積み込むが、、、?? あれ?スマホが無い?
しまった!
急いで退社したので、充電中のスマホを会社に忘れてしまった。
今から会社に取りに行く時間も無いし、やむなくスマホ無しで釣りに行くことに。
スマホが無いだけなのに、なんとも不安な気持ちになる。


ということで、今回は釣り場の写真は無しで。


さて、思いのほか早く16時に佐田岬に到着。
これなら夕まずめも出来る!
駐車場から大分歩くので、クーラーは車に残し、発泡スチロールを2人で共有して使うことにする。
他の道具も最小限にまとめて背負子に背負い、いざ出陣。


釣り場は、小さな波止。
到着すると、既に5人ほどが竿を振っている。
混雑する釣りは久しぶりなので、場所に入れるか心配。


根本に近いところだけど、なんとか釣り座を確保できた。
投げる準備も完了し、ふと振り返ると、続々と釣り人が降りてきている。
平日ぞ!!


しかし皆さんよく知ってますね。
ていうか、竿を出す場所無いでしょ。


後から来た人が、間にどんどん入ってきて、ぎゅうぎゅうの状態で釣り開始。
サビキの人は飛距離が出ないので手前を流しているが、手前と沖の流れの速さが違うので、非常にやり辛い。
さて、聞いたところによると、ここのシマアジは時間にキッチリしているようで、夕方の時報の音楽放送が流れたとたんにスパッと釣れるらしい。
やがてまずめになり、ウキにホタルが灯り始める。
ドキドキの中、遠くのスピーカーから、夕焼け小焼け♪の音楽が聴こえてきた。


ふと左をみると、先端付近の人が竿を大きく曲げている!
なにを掛けたんぞというくらい、どえらい満月になっている。
しばらくして、なにやら体高のある魚を抜き上げたのが見えた。
あんなのが釣れるのか。思っていたより大きいなと思った瞬間、自分の赤いホタルが闇に吸い込まれた。


完全に向こう合わせ。
竿をバンバン叩くような独特な引きで、タイでもアジでもないことが一目瞭然。
いつもの場所で大アジを釣る時は、ハリス3号から始めているのだが、今日は5号にしといて良かった。これは3号では取れないかもしれない。
緩めのドラグで慎重に引き寄せる。
玉を使いたいが、混雑していて使えないというか、使ってはいけないような暗黙の空気が出来上がっている。


一気にぶち上げた。


45cm程か。


しかし想像していたシマアジとは少し違う。
大型のカイワリのようだ。常連さんに聞くと、ここらの人は大型種のカイワリも
シマアジと呼んでいるらしい。
血抜きのためエラを切っていると、Yさんも大きく竿を曲げている。
手助けは無用な旨を確認し、即座に次の仕掛けを投入。
すぐにHit!
43cmだった。


しばらくしてお祭りは終了し、普通のカゴ釣りに戻った。
忙しいひと時だった。
しかし、音楽に合わせて本当に食ってきたのには驚いた。


この後は、23-28くらいのアジがそこそこ、イサキが少し。
そして40切るくらいのサバも釣れた。 


明日は仕事なので早めに切り上げましたが、帰りの登りが地獄でした。



子供のおもちゃのデジカメで撮影。
ブレブレ。


帰って、大型カイワリの食味をネット検索。
超極上とのこと。


味は言うまでもなく、んまーい。
なんという美味よ。


Yさんに感謝。良い思い出になりました。